取引停止 進退伺文例

取引停止 進退伺文例

代表取締役社長
〇〇〇〇 殿

令和〇年〇月〇日
営業部 〇〇〇〇 印

進退伺

去る令和〇年〇月〇日に私が担当しておりました〇〇〇〇株式会社の〇〇部長 を怒らせてしまい、〇〇〇〇株式会社からの取引を全面的に停止されてしまいました。
当日は、以前納品した製品のクレーム対応で〇〇〇〇株式会社に出向き、 〇〇部長にお詫びとご理解を頂くため、誠心誠意のご説明をいたしておりました。 しかしながらクレームの件に関してご理解いただけないばかりか、 当社とは直接関連のない事項に対しても言及され、当社の非を認め、 賠償をするよう求められため、私は多少強い口調で否定してしまいました。 そのことが〇〇部長の逆鱗に触れ、その後は双方とも感情的な会話となり 私は怒りを抑えきれず、物別れのまま〇〇〇〇株式会社を立ち去りました。
私は帰社後〇〇課長にその旨報告し、課長は〇〇部長とともに直ちに 〇〇〇〇株式会社へ出向き〇〇部長に面会を求めましたが、応じてもらえず、 翌日、今後の取引を全面的に停止する旨の文書が送られてきました。 その後も度々上司の皆様が〇〇部長への面会を求めましたが、既に結論が 出ていることと応じてもらえておりません。
本件は、理不尽な要求であったとしても冷静な態度を保てなかった、私の社会人としての自覚 と責任の欠如が原因であったと痛感し、深く反省しております。
つきましては、本書において改めて、会社に多大な損害を与えましたことを お詫び申し上げるとともに、ここに、今後の進退についてご決裁をお願いする次第です。

以 上

 
 

進退伺 書き方

代表取締役社長
〇〇〇〇 殿

令和〇年〇月〇日
営業部 〇〇〇〇 印

進退伺

令和〇年〇月〇日〇時頃、・・・を起こしました。(不始末の具体的な状況を説明する文章)
・・・・のため起こりました。(不始末が発生した原因を書く)
・・・・となりました。又は、下記の損害が発生しました。(結果としてどうなったかを書く)
このことは、ひとえに私の・・・・が原因であり、深くお詫び申し上げます。(自己の責任を認め、謝罪の意を書く)
<辞表を添付しない場合>
この度の不始末は、全て〇〇担当者である私に原因があるのは明白であり、 その責任を負いたいと存じますので、進退についての指示を賜りたくお願い申し上げます。
<管理者の辞表を添付しない場合>
この度の〇〇による不始末は、私の指導監督不足であり、その責任の重さを痛感しております。 つきましては、今後の進退についてのご指示をお待ち申し上げます。
<辞表を添付する場合>
つきましては、いかなる処分であれ、謹んで服する覚悟でございますので、 ここに辞表を添えて、今後の進退についてのご決裁をお待ち申し上げます。
<管理者の辞表を添付する場合>
本件につき、管理者として全責任を負いたく存じますので、ここに退職願を添えて、ご指示をお待ち申し上げます。

以 上

進退伺の本来の意味からすると矛盾しますが、個人的な所見として、進退伺に辞表(退職願)を添付するかの判断は、その事案が社会通念上「懲戒解雇」に該当するのかを基準とするのがよいと考えます。つまり、辞表(退職願)を添付する場合は、「懲戒解雇」を回避するためのに、自らの意思で退職を選択するのです。それができれば再就職にも都合がよいいでよう。
一方、懲戒による「解雇」では重過ぎる処分だと考えられる場合、辞表(退職願)は添付しないのがよいでしょう。それが添付されていなければ、会社は「懲戒解雇」を決定するしか、その当人を辞めさせることができません。それでも、会社が「解雇」を決定したり、「辞職」を促したりする場合、不当解雇(行為)となる可能性もあります。
以上のことを踏まえて、文末の表現は慎重に記載してください。
 
 
 
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