売上確定指示書/売上確定指示メールの文例

決算に伴う売上確定の指示メールの文例


題名【決算に伴う売上確定指示書/決算に伴う売上確定の件】


関係各位
 
経理部 〇〇です。
 
〇月末は、年度末決算のため各部課以下の要領で今期売上計上分を確定し、今期売上分に関しては費用の締めをおこない売上の処理をお願いします。
 
1.案件毎の精査
1)今期中に検収が上がるものは今期の売上に計上すること
2)次期繰越案件は、繰越となる理由を記載すること
3)請負案件で繰越となる場合、完成率を記載すること
4)繰越案件の工事費、保守費等の前受け分のリストアップ
2.費用処理
1)費用処理のモレがないかチェックすること
2)可能な限り25日までに費用処理をおこなうこと
3)繰越案件の外注費、保守費等の前払い分のリストアップ
3.売上案件の書類
1)受注契約書、検収書、工事完了通知等必要な書類が整備されていか確認すること
2)外注にかかる請負契約書が発行され、請負先からの請書があるかを確認すること
3) 1)、2)がない場合、書類を整備すること
4)契約書、請書等のに適切な印紙が貼付・消印されているかの確認をすること
 

決算に伴う売上確定の指示書文例

部長 各位

令和〇年〇月〇日
経理部 〇〇〇〇

決算に伴う売上確定について

〇月末は、年度末決算のため各部課下記の要領で今期売上計上分を確定し、 今期売上分に関しては費用の締めをおこない売上の処理をお願いします。

1.案件毎の精査
1)今期中に検収が上がるものは今期の売上に計上すること
2)次期繰越案件は、繰越となる理由を記載すること
3)請負案件で繰越となる場合、完成率を記載すること
4)繰越案件の工事費、保守費等の前受け分のリストアップ
2.費用処理
1)費用処理のモレがないかチェックすること
2)可能な限り25日までに費用処理をおこなうこと
3)繰越案件の外注費、保守費等の前払い分のリストアップ
3.売上案件の書類
1)受注契約書、検収書、工事完了通知等必要な書類が整備されていか確認すること
2)外注にかかる請負契約書が発行され、請負先からの請書があるかを確認すること
3) 1)、2)がない場合、書類を整備すること
4)契約書、請書等のに適切な印紙が貼付・消印されているかの確認をすること

以 上

売上の計上について

売上の計上は、商品等の販売収益の場合と請負収益とで計上基準が異なります。 上記の指示書は、販売(検収基準の例)と請負(工事進行基準の例)がある場合の例文です。実際に使用する場合は、各社の事情に合わせて使用ください。
 
1.販売収益
1)出荷基準
 商品を出荷した時に売上を計上
2)検収基準
 客先の検収完了時に売上を計上
3)使用収益開始基準
 土地、建物等の不動産の販売で、客先において使用が可能となった時売上を計上
4)検針基準
 ガス、水道、電気等の販売において、検針により販売数量を確認した時売上を計上
2.請負収益
1)工事完成基準
 工事が全部完成した時に売上を計上
2)部分完成基準
 工事が部分的完成した時に売上を計上
3)工事進行基準
 工事の進行度合いの応じて売上を計上
4)役務提供完了基準
 役務提供をした時に売上を計上
 
経理担当が、個々の案件の詳細を把握するのは不可能ですから売上計上の判断を案件担当に任せることとなります。その時、 個々の担当者が誤った判断で売上を計上したり、しなかったりすると「期ズレ」の問題が発生します。これを防ぐためにも詳細な指示書が必要です。
また、各担当課で管理している契約関係書類が完全に整備され、印紙が貼付されているかの確認も税務調査で指摘されないための重要なチェックポイントです。

Posted: 2/9/2007

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